永続性

yusuke12006-05-13

私達はものすごい数の偶然が重なり合った結果存在しています。惑星同士の距離、それに伴い生命が存在できる環境、動物が酸素を消費し植物がその逆の働きをするというシステム、内臓の配置、脳の驚くべき複雑な構造。などなど。偶然として片付けるにはあまりにできすぎている気もします。創造主という概念でもってこれらの偶然を説明しようとするのはごく当然の成り行きのように感じられます。
もちろんこれらの問題は全部不思議なんですがいろいろ考えるとどうしても説明がつかない難問にぶち当たります。それが永続性の問題です。
永続性というと難しく聞こえますが要は何かが永遠に存在するなんていうことがありえるのかということです。
永遠。考えると恐ろしくなります。永遠。そこには始まりも終わりもありません。全てがいつまでも、そして始まりのない場所から延々と「続き続ける」のです。ちょっとこれは受け入れがたいです。何かが永遠に存在し続けるというのは多くの人にとって受け入れがたいものです。
ではもう一つの可能性はどうでしょうか。何もないところから何かが生まれたという可能性。これも同じくらい受け入れられません。無からは何も生まれない。それが多くの人の見解でしょう。
ではこの二つの可能性どちらも受け入れられないならいったい宇宙はどのようにして生まれたのでしょうか。永遠にそこにあり続け、そしてこれからもあり続けるのか、それともいきなり何もないところから生まれたのか。どちらも不可能に見えます。
では神が全てを創ったというのはどうでしょう。可能に見えますがこれも大きな矛盾をはらんでいます。その神は永遠に存在したのか、それとも何ものかが神自体を創ったのか。
考えても考えても宇宙が生まれたということ、そして私達がここにいるということが理解できないんです。不可能なんです。寝れなくなってしまいます。
ソフィーの世界を読んで以来この謎が頭から離れません。
宗教っぽい話になりましたが俺は無心論者です。皆さんのお宅に「公明党に一票」みたいな電話はしません。