というか暇なので

yusuke12006-06-02

図書館に毎日行っております。今日は小学生の弟を連れて行ってきました。
今日は「かんさんじゅ」(いくらやっても変換できません)の本を読んできました。うちの母がファンだから知っていてアメリカにいたとき「反ナショナリズム」を買ったんですが言ってることが難しくて全然分かりませんでした。今日の本(「在日ー二つの祖国を持ってー」だっけな)は反ナショナリズムよりも分かりやすかったです。
さて冒頭、「ペヨンジュン金正日は全く違う人間だと思っていませんか??彼らは同じ人種で同じ言葉を話し同じ文化を持っているんです。」。はい、何となく思っていました。ありがちにもほどがありますがぺは良いイメージで、金正日は悪いイメージで捉えていました。なんというか「ばかですいません!!」という気持ちになりました。淡々とした語り口の中にめちゃくちゃな説得力があります。読み終わっていないんですがいろいろ考えるきっかけになりました。
今まで俺は「日本は韓国にひどいことをした。謝罪すべきだ!!歴史を捻じ曲げるやつらは最低だ!!」と思っていました。どんなひどいことをしたのか、という知識無しに。在日韓国人の友達に対しても彼らが在日韓国人だということを気にしないのが正しいことだと思っていました。でもそれは本当は正しいからそうしていたんじゃなくて、ただ知識が無くてその話をすることを避けていただけでした。
留学中、全ての韓国人は日本人が嫌い、という話を聞きました。事実かどうかは分かりません。でも何となくそうなのかなと思っていたことを言葉にされるとショックでした。そのとき日韓のワールドカップや最近の韓流ブームのことを考えました。なんてぺらっぺらなことをしているんだ、と。一緒にワールドカップをやろうと、いくら日本中の主婦が韓国の俳優に夢中になろうと、そんなことで改善されるほど韓国と日本、そしてその国民の歴史は簡単なものではありません。「気休め」その言葉がぴったりな気がします。「ほら、仲良いでしょ?!」っていううわべだけのショーを見せられている感覚です。現在のこの偽日韓友好ムードは関係を良くするものではなく、むしろ害のあるものだと思います。うわべの友好に酔い、人々が本当のことについて考えなくなるからです。
俺らの世代は戦争から遠い位置にいます。それゆえに罪の意識も被害者の意識も薄れてきているかもしれません。でも何があったのかちゃんと理解しておくことは非常に重要です。
ネットでひたすらに韓国や韓国人を批判する人たちはいたずらに日韓の溝を深めているだけです。韓国人は日本人が嫌い、日本人は韓国人のことが嫌い。そういった憎しみの連鎖をたどらないためにはまず歴史を知ることです。っていうわけで時間もあるし勉強しようと思います。