重い話

yusuke12005-10-24

今日のテーマは日本人。若干この前の外国人の日本語の話とかぶるけど。
単刀直入に言おう。俺は日本人は西洋人に劣っているという意識を常に抱えて生きてきた。それはここで2ヶ月生活した今も変わっていない。
常にそのことを考えているわけではない。でもふと気づいてみるとそういう風に考えている自分に気づく。この国際社会の中でそんな風に思うのはおかしいのかもしれない。
でもみんなはどうなんだろう?人種国籍にかかわらず完全に優劣なんて無いと言い切れるだろうか?俺は言えない。
なぜそんな風に考えるのか?仮説を立ててみた。

  1. 日本のアメリカ化。

日本はものすごくアメリカナイズされた国だと思う。ほとんどのヒット曲には英語の歌詞が入っているし多くの人が英語のTシャツを着ている。駅を出れば英会話学校の広告や英語で書かれたさまざまな広告が目に入る。食べ物も然り。日本食しか食べないという人がどれだけいるだろうか?
いくつか例を挙げたが一番俺のこの考えに影響を与えてきたのは広告だと思う。日本人ではなく西洋人を使った広告。手元に雑誌があればちょっとめくってみてほしい。ここは日本。でもかなり多くの広告がアメリカ人をはじめとする西洋人をモデルとして起用している。
この傾向は西洋人>日本人という考えを生むのには充分だったようだ。

  1. 戦後のアメリカによる統治

日本が戦争に負けた、という事実も関係あるかもしれない。いわゆる戦後という時代を経験していない俺には直接関係無いだろうけど特定の世代の人は貧しい暮らしの中で以下にアメリカが裕福か、以下にきれいな生活をしているかに驚き、うらやみ、ねたんだと思う。

  1. 外見

まず全体的に大きい。物理的に大きい相手には威圧されてしまうというのはありえる話だと思う。逆もまた然り。そしてやっぱりきれい、かっこいい、と思う。これは完全に俺の主観なので人によるけど。
でも今若い人は髪染めてるでしょ?それは黒髪よりほかの色のほうがかっこいいっていうことをアピールしてることにはならないかな?

こういう風に考えてもどれも決定的な決め手にはならない。何でだろうな。やっぱり心のどっかでそういう風に思っちゃうんだよな。悲しいな。
というわけでニックに聞いてみた。
「お前が何でそんな風に言うのか分からないよ、俺はどこの国で育とうとそれは『違う』だけで優劣の問題じゃないと思うから。確かにそう思うやつもいるとは思うけど少なくとも俺は全然そんなこと思ったこと無いよ。」
楽になった。だいぶ聴きづらかった。だって「多分ニックもアジア人をどっかで下に見てるところがあるんだろうな」と思ってたから。でもその言葉を聞いてなんというか安心した。そういえばこんな真剣な話をしたのは初めてだ。たまにはそういう話も必要だよね。
この話題はまた考えが変わったら書くつもり。